北越製紙株式会社新潟工場バイオマス(黒液)燃焼ボイラー見学会・講演会開催報告
主催:化学工学会エネルギー部会バイオマス分科会、同炭素系資源利用分科会
報告者:炭素系資源利用分科会代表 清水 忠明(新潟大学工学部化学システム工学科)
2006年1月10日(火)に北越製紙株式会社新潟工場殿のご好意により、バイオマス(黒液)燃焼ボイラー・発電設備を見学させていただくとともに、新潟県内のバイオマス利用に関する講演会を下記の通り行った。
見学会
今回見学させていただいたバイオマス発電ボイラー(8RB)は、タービン1基で85,000kWで、黒液を燃やす日本最大のバイオマス発電設備である。ボイラー建屋内を見学し、ボイラー頂部のスチームドラム、燃料(黒液)供給装置、熔融ナトリウム塩排出口、タービン、制御室を見学した。また、伝熱管への灰デポジットを減らすための新技術であるイオン交換による黒液からのK、Clの除去について説明を受けた。
講演会(会場:新潟駅南プラーカ3地下1階 新潟大学新潟駅南キャンパスCLLIC)
以下の3件の講演を行った。
1)「胎内市(旧中条町)バイオマスタウン構想」
胎内市農林水産課有機資源循環推進係 係長 井畑明彦
2)「新潟大学におけるバイオマス利活用研究」
新潟大学大学院自然科学研究科 生命・食料科学専攻応用バイオサイエンス大講座 教授 堀 秀隆
3)「もみ殻の流動層燃焼の高度化」
新潟大学工学部化学システム工学科 助教授 清水 忠明
講演会参加人数
17名(うち2名外部講師)